第三の素材として、著しい変化をとげたプラスチックス。その応用製品は、毎日の生活のあらゆる場面で目にすることができます。私たちは、そのプラスチックスの潜在能力をさらに発見するため英知を集め、新商品の開発に努力しています。
比 重 | 鉄やSMCより比重が小さく、製品の軽量化が可能です。 |
強 度 | 連続ガラス繊維を使用しているため、GFPP射出成形品に比べて、曲げ・衝撃強度などに優れています。 |
タフネス | 耐衝撃性に優れ、特に低温になるほどその特性を発揮します。 |
寸法安定性・方向性 | 連続ガラス繊維で特殊な構造をしているため、流れ特性が良く、方向性の少ない、寸法安定性の良い成形品が得られます。 |
耐薬品性 | ポリプロピレンを使用しているので、耐薬品性が良く、また、金属のように錆びません。 |
工 数 | 成形サイクルが短いので、生産性が良く大量生産に向いています。また、複雑な形状を一体成形できる為、工程が大幅に簡略化でき、コストダウンがはかれます。 |
その他 | くぎ打ち、ネジ切り、ボルト止めなどの後加工ができます。SMCのように貯蔵期間に制限がありません。金属などのインサートが可能です。 |
■ P グレード | ■ U グレード | ■ S グレード |
● 自動車用部品 | ● 自動車用部品 | ● 自動車用部品 |
バッテリートレイ ステップ アンダーカバー |
バンパービーム アームレスト etc |
アンダーカバー フロントエンド ハッチバッグドアー etc |
● 輸送機材 | ||
各種パレット | ||
● 各種板材 | ||
ジョイントカバー コンクリート型枠 水槽 etc |
項 目 | 単 位 | UNIシート | GFPP | FRP | スチール | |||||
P 標 準 |
S | U | F | |||||||
高流動材 | 一方向強化 | 難燃材 | ||||||||
P4038 | P3038 | P2038 | S4037 | U4238 | F2038 | |||||
ガラス含有率 | Wt% | 40 | 30 | 20 | 40 | 42 | 20 | 30 | 30 | − |
比 重 | − | 1.20 | 1.10 | 1.02 | 1.20 | 1.22 | 1.39 | 1.10 | 1.8 | 7.38 |
引張強さ | MPa | 90 | 70 | 50 | 60 | 200/50 | 50 | 78 | 98 | 275 |
曲げ強さ | MPa | 155 | 135 | 110 | 130 | 220/110 | 90 | 130 | 170 | 285 |
曲げ弾性率 | MPa | 5300 | 4300 | 3400 | 4500 | 8000/500 | 3000 | 4400 | 11000 | 206000 |
Izod衝撃強さ(ノッチ付) | J/m | 900 | 700 | 500 | 500 | 1400/500 | 530 | 115 | 390 | − |
熱変形温度 | (18.6kg/cu)℃ | 160 | 150 | 145 | 150 | 155/125 | − | 145 | 225 | − |
熱線膨張係数 | cm/cm/℃×10-5 | 2.7 | 4.3 | 5.7 | 2.7 | 1.9/5.9 | − | − | 2.0 | 1.2 |
成形収縮率 | 3/1000 | 5/1000 | 7/1000 | 3/1000 | (2/1000) (5/1000) |
− | 6/1000 | 3/1000 | − | |
備 考 | MD TD |
ブランクの作成 | UNIシートは成形しようとする目的物の形状や肉厚などにより決められたチャージパターンに従って、一定の大きさ、形のブランクにカットします。 | |
↓ | ||
加 熱 | ブランクは、加熱炉(赤外線ヒーター)で、180〜200秒の間に、内部温度190℃以上、表面温度220℃以下に加熱します。 | |
↓ | ||
圧縮成形 | 加熱炉から出た熱く膨れたUNIシート(ホットブランク)は、プレスに取り付けられた金型の下型の上に、予め決められたチャージパターンに従って配置します。次に圧縮成形に移ります。金型の下型に置かれたホットブランクの上端に金型の上型が接触するまでは高速度で降下させ、ついで低速度で高圧を負荷し、冷却、固化させます。 | |
↓ | ●成形圧力:100〜200kg/cu ●成形サイクル:30〜60秒 ●金型温度:常温〜50℃ | |
後加工 | 製品の仕上げ、二次加工等。 |